The Rust Programming Language

Rustとは

Rustは、安全性、並行性、そしてパフォーマンスを両立させた、非常に魅力的なプログラミング言語です。まだ新しい言語ですが、急速に成長しており、C++のような低レベルな操作性と、より高いレベルの安全性を両立させています。
MicrosoftやGoogleなどの大手企業においても導入されており、エンジニアが習得したいプログラミング言語として、近年注目を集めている言語です。

Rustの特徴

主なRustの特徴を以下に示します。

  • 安全性
  • 処理速度が速い
  • 並行処理が可能
特徴概 要
メモリ安全メモリリークや未定義動作をコンパイル時に検出する強力な型システムを持っています。これにより、C言語やC++でありがちなセグメンテーションフォルトなどのランタイムエラーを大幅に減らすことができます。
パフォーマンスゼロコスト抽象化を重視しており、高レベルな機能を低レベルなコードにコンパイルすることができます。そのため、C++と同等の高いパフォーマンスを実現しながらも、より安全なコードを書くことができます。
並行処理スレッドや並行処理を安全かつ効率的に行うための機能が組み込まれています。所有権と借用という概念によって、データ競合を未然に防ぎ、並行プログラミングをより安全にします。
ツールチェーンCargoという強力なパッケージマネージャーとビルドシステムが付属しており、プロジェクトの管理を容易にします。また、RustfmtなどのフォーマッターやClippyなどのリンターも提供されており、コードの品質を向上させることができます。

他プログラミング言語との比較

現在多くのプログラマに利用されている汎用プログラミング言語との比較を以下に示します。
ASM:アセンブリ言語、CPP:C++ JS:JavaScript、TS:TypeScript

Rustと他言語との比較
(出典:Zennホームページ hinastoryさんの記事より