独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は9月17日、PCを使用中に突然、画面全体に偽のメッセージが表示され、キーボードやマウスが操作不能になったという相談が寄せられているとして情報を公開した。
今年の6月から発生しており、再起動しても状況が変わらないとして相談が寄せられています。
▮ 発生事象
- パソコンで作業をしていたら、突然表示され操作が何もできなくなった
- インターネットを閲覧中、クリックも何もしていないのに突然表示された
- 電源を入れてWindowsのサインイン前の写真が表示されている画面から突然切り替わった
- パソコンを起動したまま放置していたら、デスクトップの通常表示と、操作不能の偽メッセージの表示を数十分間隔で繰り返した
- 操作不能の偽メッセージが消えたあと、デスクトップ上に偽のセキュリティ警告メッセージが表示された
操作不能の偽メッセージと従来の偽セキュリティ警告の割合と相談件数の推移(下図)を示します。
(出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)ホームページより)
▮ 対処方法
操作不能の偽メッセージが表示された場合の対処方法として、IPAでは、次の手順を紹介している。
1.ネットワーク接続を切断
2.数分間様子を見る
3.Ctrl+Alt+Deleteキーで反応をみる
4.PCの電源ボタンを長押しして電源を切る
▮ 関連情報
・パソコンの画面全体に偽のメッセージが表示され操作不能になる手口が増加中(IPA)
・情報セキュリティに関する技術的なご相談(IPA)